新聞広告をみて、タイトルが気にいったので読んでみた。


ミステリーって簡単に人が死ぬ。
だけどちゃんとページの終わりに犯人が分かる。
だから秋の夜長に安心して楽しむことができる。


おばさん主人公にいまいち共感できなかったけれども、終わりまで筋が一貫しているので読みやすく、内容もまぁタイトルとはちょっと違う気がしたけれど刺激的だった。


新聞広告を出すだけのことはあると思った。

うーん、なんか変なレビューだ・・・。

今日はとても暖かかった。
いよいよ春本番ということで、お勉強?することにした。
幸い花粉症ではないので、天気の良い日は娘とあちこち散歩している。
娘のペースに合わせて歩いていると、横浜にも結構いろいろな植物が
生えていることに気がついた。
子どもの頃持っていた植物図鑑はどこかに行ってしまって、
メジャーどころの名前は覚えていたはずなのに、
悲しいくらいに忘れてしまっている。
というわけで、夫がアマゾンから目を離したすきにパソコンを奪い?!
(中古で)購入。
子どもの教育のためというより、完全に自分の趣味だけど、きっと娘も
いつか興味を持つときがくるような気がする。

芥川賞は最近若い女性ばっかりとるんだな。と
夫がぼやいていたので、
多分それだけ面白い若い男性作家がいないんだよと
反論してみた。

それはそうとして、この小説はとても興味深く読んだ。
現代が舞台で、しかも自分と同じ29歳女性の日常の話というのもあって。

主人公は、家族と友人の濃密な人間関係と、お金と、仕事で生きている。
恋人はつくらない。まして結婚や出産はどこか他人事にしか思えない。
夢は夢のままであるからこそ美しい。それで幸せ。それが幸せ。?

小説まで不況の時代‥…。
気持ちはよくわかるけど、なんだかちょっとせつなすぎる話だった。

作者が、これから何を書いていくのかが楽しみだ。

読み終わってから、そういえば
私も昔ふらふらしていた頃、ポトスライムを育てていたことを思い出した。

いい年した大人が少年漫画誌を愛読していること。
最近までなんかみっともない気がしていた。
いつまでもなに読んでるんだかって。
だけど、結婚して夫と話してから
考えがちょっと変わった。
それしか読まないわけじゃないし、まぁいいかと。
電車で読むのには勇気がいるが、
好きなものは好きだということで。
趣味嗜好まで自意識過剰になって世間体に合わせることもないのだ。
高校生ならゲーム、大学生なら村上春樹(?!)
OLなら旅行、主婦ならパン作り、おじさんなら釣り、お年よりならゲートボール・・・とか。
誰が決めたわけでもない。
王道を行くのも楽しいかもしれないけれども、
すでに外れかけているような・・・。

とにかく、先週末に大好きな漫画家さんのトークショーに
行くことができた。
想像を見事に裏切られて、とても楽しかった。
都会に住んでてよかったことベスト3に入った。

負け犬の遠吠え

2008年2月7日 読書
二年くらい前に流行った本だが、
今ごろではあるが読んでみた。

この本の影響で、「勝ち犬」「負け犬」という
言葉がブームとなった。
しかし現実のところそれを真に受けている人は
少なく、むしろ巷では
「人生とは勝ち負けじゃないんだ!」
と不快感を露わにする意見のほうが多かった気がする。
とはいえ、本当は作者自身もそのことを分かった上で
あえて「勝ち負け」の表現を使っていたのだ。
それは星座占いのような軽いノリだ。
メディアが「負け犬」というタイトル部分だけを持ち上げて、この本を解釈していたことが分かった。

大事なテーマであることには違いない。
なんというか、結婚してもしなくても、
子どもがいてもいなくても、
こういうふざけたレッテルを貼られて生きていくのは
ともあれ、もうすぐ
30代を迎える私達世代だ。

ブタのふところ

2008年1月24日 読書
ブタさんシリーズは、楽しくて、深い。
そしていつも考えさせられる。
生きること、死ぬこと、世界のこと、誰かのこと。
自分のこと。
すっきりするような、目をそらしたくなるような
気分になる。
だけど、読んでよかったなぁと言えることは確かだ。

育育児典

2007年10月31日 読書
本屋の店員さんに妙に熱く?勧められるまま予約、購入。
なんか変なタイトルだし値段も高いなぁと思ったけれど
岩波だから多分大きな間違いはないよねということで。

実際間違いは無かったようで、
素直に読んでよかった。買ってよかった。
いい意味で裏切られる本だった。
説教くさくて肩の凝る本なのかと思ったら、むしろ読み終わって肩の力が抜けた。
昔ながらの子育てと現代の社会事情とのバランスがよくとれていると思う。
育児を育むというタイトルの意味が理解できた。

一家に一冊というのは大げさだけど
もし育児について知りたかったら図書館で借りて読んでも損はない。

女性の品格

2007年9月19日 読書
先週古本屋さんで購入。

目次の言葉を読んでいるだけでも心にぐさっとくるものが
あった。
とにかく「品」という言葉が沢山でてくる。
女子高の校長先生のお説教本のようです。
女子高行ったことないけど・・・。
布団に転がって読むという品のない読み方をしていては
本末転倒でしょうか。

文章も清清しくて読みやすく、とても勉強になりました。
いやはや・・・が、頑張りましょう;

ぬるい眠り

2007年3月7日 読書
この間の週末、文庫本の新刊コーナーに平積みになっていた。
今日読んでみた。
短編集だったが、書き下ろしではなく、昔の作品から最近のものまで、さまざま入っていた。
この本は特に、作品の並べ方にまぎれもなく編集者と作者の意図がある気がしてならない。
やっぱり江國さんの文章を読むと、落ち着くし、心地よい。昔から食べなれている味とでもいうか・・・。

登場人物の言動を肯定するでもなく、否定するでもなく、突き放すのだけど、ひとごとでないような危うさを感じる。
簡単に「分かるわその気持ち。」と言えないようなところがいい。
縁あって、シリーズ全巻セットが我が家にやってきた。
とても嬉しい。

一度読み始めると止まらなくなってしまう。
中学生の頃、図書館で借りまくって夢中で読んでいた。
昨日買った本。
夜行電車の中で読もうと思いながら
結局ぱらぱらめくっただけで、まだ途中。

いちにちひとさじの言葉という発想が、とても素敵だ。

この類の本、パステルカラー系というかなんというか
エッセイやらポエムやら女の子向けーな本、は
シンプルすぎて似たりよったりだったり、意味があまりないものも多いので、意外と難しいんだ。
 

2月24日の日記

2006年2月24日 読書
洋服屋さんに行くより書店に行くほうが好きだ。
最近の新刊本の表紙を見ていると
若い世代向けの装丁がますます増えているなあと感じる。
昔の小説の復刻本でも、お洒落で明るいトーンがずらっと
並んでいて、一瞬あれ?って思う。
手軽に手にとりやすく、活字離れを防ごうという
意図があるのかな。
それはそれでまぁいいけど、ぼろくて暗い、下手したら
虫なんか食ってそうな本がずらって並んでいるのも
わくわくする。
いつか自分に子どもができたら、古本屋さんに連れて行って
あげたい。

空中庭園

2005年10月29日 読書
ISBN:4167672030 文庫 角田 光代 文藝春秋 2005/07/08

今まで読んできたこの人の作品の中では一番好き。
最近こういう形式の小説が多い気がしなくもないが
最後まで退屈しないで読めた。
高校のときくらいに読んでたらまたよかったかも。

プラナリア

2005年9月8日 読書
まだ読み途中・・・。

性的唯幻論序説

2004年9月29日 読書
ISBN:4166600494 新書 岸田 秀 文芸春秋 1999/07 ¥809
恋愛小説を沢山読んだからといって
恋愛が巧くなるかというと
必ずしもそうではない、
身を持って学んできたのだが、
それでも時折無性に恋愛小説を読まずにはいられない。
これは、好き嫌いの問題だ。

不思議なことに
口をきいたことも無く顔もみたこともない人間の恋愛話にも
ドキドキできるのである。

もしもニシノさんが実在したら、
その危なっかしさは
とても魅力的だけど、やっぱりとても可哀相な人かもしれない。
現在進行形で読書中である。
結末がどうなるのか、楽しみ。
映画「ビューティフルマインド」をついつい連想してしまう。
単純だぁ。

今日悟ったこと。
「200字以内で手紙を書くって、むずかしい・・・・・・」
妹から借りた。
いいとしして
ひさびさにマンガを読んで泣いてしまった・・・。
まだ高校生の頃に連載を読んではいたけれど
そのときはいまいちピンとこなかった。
むしろ爽やか過ぎて敬遠していた。
だけど今になって読んでみると、
物語の心理描写の巧さがじわじわーっと
まるで味わい深い緑茶のように沁みこんでくる。
多分私も、それなりにいろんな経験をしたからなのだろうか。
歳を重ねるって、悪いことばかりじゃない。
あたりまえのことだから全然恥ずかしくなんてない。
ISBN:492468421X 単行本 工藤 直子 童話屋 1984/01 ¥1,313

ただならぬ午睡

2004年5月16日 読書
ISBN:4334736793 文庫 江國 香織 光文社 2004/05/13 ¥500

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