テレビをみていたら、
「市民意識」についてあれこれ語られていた。

集会とか、デモとか、署名とか。

原発事故以降、盛んになったという。

日本の市民意識は、欧米に比べて遅れているらしい。

(そもそも追いつかなくてはいけないのか)
と思いつつ。

学生時代、色々な人がいた。

「君はこの国を守りたいと思わないのか?」

「君はこの国を変えたいと思わないのか?」

それぞれ、違う場所で、違う人から。

私はどちらの問いも、ただ笑ってごまかしてみた。

すると、両方から

「何にも分かっていやしないな、コイツ」

といった顔で見つめられた。

人は誰かを軽蔑するとき

とてもとても深くて冷たい目をしている。


政治のなんたらかんたらは知らなくても、そのくらいは分かる。


なぜ、自分だけが正しいって思えるのだろう?


なぜ、議論もせずに笑っているのだろう?


あのとき感じた無力感。

そして同時に沸き起こる
理路整然と反論できない自分自身への憤り。




違う考えを持つ人や、その考えを知らない人を
見下したり、馬鹿にすることが正義だというのなら、
私は自分のことだけでいい。
ひきこもりで構わない。


だけど、
今でも心の奥にずっと引っかかっているのだった。

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