強い風が吹いて、桜の花弁が空に舞い上がる。
レジャーシートがまくれないように、みんなで慌てて鞄をのせる。

花見をしている人々の姿を、この桜の木は一体どのくらいの時間みてきたのか。

ミサイルが飛び立った。

遥か上空を、自衛隊機が行き交う。

テレビには映らないけれど
花見どころではない人達のことを思う。

散っていった命は戻らなくても、
歴史は語り継がれていく。

今はもうこの世にはいない祖父母も、
きっと桜の花弁に想いをのせていたに違いない。

2009年の横浜では
私の子どもが無邪気に笑っている。


コメント

nophoto
通りすがり
2009年5月11日23:31

ども。通りすがりの者です。面識はございませぬが、あなた様の文章が好きで、
困ったときに、あなた様の文章に触れに来ています。
心地よいリズムと人柄の良さが出ていて、読んでいてとても気持ちが良いです。
心が洗われます。
夏目漱石や金子みすず以上に力があると思います。
読んだ後に、温かさと同時に襟を正すような気持にもなります。
たくさん更新してくださいね。

りおか
2009年5月22日0:53

コメントありがとうございます。気づくのが遅くてすみません・・・。
そして本当にもったいないお言葉、恐縮です・・・。

少し気を抜くとそのまま深く考えずにぼんやり暮らしてしまう。
実はそれが怖くて、書きはじめただけなんです。
ぜんぜん実用的でないので、訪問者も少なく^^;
だけどそういうブログもひとつくらいいいかなと思って、続けてます。
通りすがりさんのお言葉とても嬉しいです。
こんな日記ですがこれからも読んであげてもらえると嬉しいです。





最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索