午前1時まえ、居間の電気を消し
布団にもぐりこみ、身体を丸めて目を閉じる。
真っ暗闇の中で
しとしとと降り注ぐ雨の音を聴いていたら
自分が土の中にいるちいさな種になったような気がした。
この世界が与える、命の水を
好むと好まざるとに関わらず
いっしんに全身で吸収する。
不意にどこかに流されてしまうかもしれぬ危うさを抱えながら。
芽がでるかどうかも分からない小さな存在だけど
ただただ確かに生きている。今という時間を。
立派な目的も輝く目標も、素敵な理想も描くことなく
遠い国のことや、遠い昔のことをぼんやり思っているうちに
いつもまにか眠りについていた。
布団にもぐりこみ、身体を丸めて目を閉じる。
真っ暗闇の中で
しとしとと降り注ぐ雨の音を聴いていたら
自分が土の中にいるちいさな種になったような気がした。
この世界が与える、命の水を
好むと好まざるとに関わらず
いっしんに全身で吸収する。
不意にどこかに流されてしまうかもしれぬ危うさを抱えながら。
芽がでるかどうかも分からない小さな存在だけど
ただただ確かに生きている。今という時間を。
立派な目的も輝く目標も、素敵な理想も描くことなく
遠い国のことや、遠い昔のことをぼんやり思っているうちに
いつもまにか眠りについていた。
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