午前1時まえ、居間の電気を消し
布団にもぐりこみ、身体を丸めて目を閉じる。
真っ暗闇の中で
しとしとと降り注ぐ雨の音を聴いていたら
自分が土の中にいるちいさな種になったような気がした。
この世界が与える、命の水を
好むと好まざるとに関わらず
いっしんに全身で吸収する。
不意にどこかに流されてしまうかもしれぬ危うさを抱えながら。
芽がでるかどうかも分からない小さな存在だけど
ただただ確かに生きている。今という時間を。

立派な目的も輝く目標も、素敵な理想も描くことなく
遠い国のことや、遠い昔のことをぼんやり思っているうちに
いつもまにか眠りについていた。

コメント

nophoto
Armando
2014年6月24日20:40

I can’t beileve I’ve been going for years without knowing that.

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索